顔にはおよそ20万個ほどあり、生まれた時から変わりません。大人にも赤ちゃんにも必要な役割を担っています。一つは毛穴が皮脂を分泌して肌に膜が作られることです。これによって空気中のホコリや化学物質などの外からの刺激を防ぎます。

また適度な皮脂は潤いを保つのに不可欠で、水分と皮脂のバランスを保って雑菌の繁殖を抑制します。もう一つは毛穴から皮脂や汗が分泌されることで体内の老廃物を除去する役割です。全ての条件が揃えば健康になって、美肌を得ることができます。しかし大人になると毛穴が開いて肌が汚く見えることがあります。

必要以上に皮脂が分泌されると、余分な皮脂が毛穴を開かせます。元々蓄積されていた古い角質や汚れが皮脂を混ざると酸化して黒ずみまで引き起こします。肌を触ってザラザラするので、さらに洗顔で肌トラブルを解消しようと行動します。しかし保湿が不十分であることが多いので、余計に皮脂が分泌されます。

また加齢も影響しており、角質層の奥にある真皮を構成するコラーゲンやエラスチンが減ります。真皮は肌の土台でもあるので、この部分に栄養が足りないと肌表面のハリも無くなり、顔がたるんでしまうことで楕円形に広がります。日頃の保湿が足りない人が年をとったり、表情筋が固まっている人に多いです。さらにニキビを誤った治療方法で跡に残すと、瘢痕化し毛穴が目立つようになります。

ニキビのできやすい10代やホルモンバランスが乱れると注意が必要です。