毛穴の2つの役割と3つの種類
毛穴の役割は、主に3つあります。1つ目は肌を保護するための皮脂を出すこと、老廃物を排出することです。毛穴から出される皮脂と汗が皮脂膜を作り、外部からの刺激から肌を保護し、また内部から水分が逃げないようにしています。2つ目は体温を調節することです。
この体温調節機能が働くのは寒い時で、毛穴を閉じることによって体温が外に出るのをふせぐ働きがあります。3つ目はフェロモンを出す役割です。毛包にはアポクリン線と呼ばれる汗腺が付随しており、このアポクリン線から排出される汗には脂肪酸が含まれており、肌にいる常在菌に分解されることで匂いを発します。この匂いがフェロモンとなるのです。
次に種類に関してですが、3つのタイプがあります。まずは軟毛性毛包と呼ばれる産毛が生えるもので、皮脂腺はほとんど発達していません。2つ目は終毛性毛包という髪や髭などのしっかりした毛が生えるもので、こちらも皮脂腺は発達していません。最後に紹介する脂腺性毛包は生えてくる毛は産毛ですが、皮脂腺が発達しているのが特徴です。
この脂腺性毛包が最も詰まりやすく、肌トラブルをおこしやすいと言われています。表皮の固くなった角質が脂腺性毛法をふさぎ、皮脂や埃や角質とまざって固くなり角栓となります。角栓により肌のキメが乱れ、毛穴が目立つようになってしまうのです。また詰まりによって内部で菌が繁殖し、炎症などを引き起こすこともあります。
このようなトラブルを避けるために、普段から自分に合った正しいケアをすることが大切になるようです。
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